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代表ブログ

2012年5月 8日 火曜日

裁判のあれこれ

大分気温も上がってきました。スーツの上着を着ていると、暑く感じてしまいますね。
さて、今日は民事裁判のあれこれです。一つ例をあげて簡単に説明したいと思います。
友人にお金を貸したが、返してくれない。
こんな時取り得る手段の一つが裁判です。訴状という書類を裁判所に提出して、訴訟をすることになります。裁判と聞くと、正しい方が勝つというイメージがあるかもしれません。もちろん正しい方が、勝つのが理想ではあります。が、必ずそういう結果になるとは限りません。例えば、お金を貸したが、契約書や借用書などを作成していなかったりするとどうでしょう。裁判で相手方が「お金など借りていない」と主張してきたら、大変です。自分が貸したのは事実なのに、証明することができなかったら裁判官はどういう判断を下すのでしょうか。こういう場合は、お金の貸し借りは無かったと判断されます。貸したのは事実であろうとも、相手が否定し、自らも証明できない場合は、そう判断されます。事実は裁判上で出てくる証拠でしか判断できません。裁判官は公平な視点で、出てきた証拠を調べ、それに基づいて判決します。なので、証明出来なければ、いくら自分が正しくても負けてしまうのです。
この例でいうと、契約書や借用書等の書類がなければ絶対勝てないかと言われれば答えばノーです。もちろんそういう直接的な証拠があれば、いうことは無いですが、例えばお金を相手の口座に振り込んでいるとか、自分の口座から貸したお金を引き出している等々の状況証拠を積み重ねて、お金の貸し借りの存在を証明することもできます。もちろん、裁判官の納得するくらいの証拠が必要となります。
簡単に説明してしまいましたが、これが民事裁判の基本的な考え方です。お金の貸し借りでいえば、きちんと契約書や借用書などを作成することが後々のトラブルを避ける上でも重要になってきますね。逆にお金を返したら、領収書をもらうことも重要です。金額が大きくなればなるほど、備えておきたいものです。
では、また。

投稿者 みやはら司法書士事務所